100年続く糸づくりへの誇り 私たちKONDOBOは、創業から100年以上続く紡績会社です。紡績とは、原料の繊維から糸の状態にするまでの工程を言います。創業から100年以上もの間、品質にこだわった糸づくりと、そこから広がるさまざまな繊維事業に携わってきました。そんな私たちが新たに生み出したikaero(アイケーエアロ)は、“ワタを編む”がコンセプトのコットン生地です。 “ワタを編む”を紡績の視点から言い換えると、それはつまり、棉(わた)から糸にする工程を省いてしまおう、ということ。 糸の会社がなぜ、糸を必要としない生地を作ろうとしたのか?そもそも“ワタを編む”ことの何が特別なのか?みなさん、きっと不思議に思いますよね。ここでは、ikaero誕生までの経緯と、まったく新しい生地に込めた私たちの想いをお伝えしたいと思います。 その前にまずは、棉から糸ができるまでの流れを簡単に説明しておきましょう。 ①原料の綿花から種などの不純物を取り除く ②棉(わた)を梳(す)いて、繊維一本一本の流れを揃える ③重ねる・引き伸ばすを繰り返し、太さを均一にする ④撚(よ)りをかける おおまかに分類するとこの4つになりますが、実際はこの何倍のもの工程を経て、ようやく糸が完成します。 みなさんご存知のとおり、綿糸の原料となる綿花は天然の素材です。ナイロンなどの化学繊維と違い、繊維の一本一本は太さも長さもまちまち。また農産物ですから、例えばワインと同じように、品質は産地やその年の気候などに左右されます。その一方で、私たちが作っている糸は“完成された工業製品”です。原料が何であろうと、品質にはどんなに小さなムラやかたよりも許されません。 一つとして同じもののない天然の素材から、つねに品質の安定した製品を作り出すこと。これこそが、紡績会社としての私たちの腕の見せどころ、と言えるかもしれません。 >